まずは②③④⑤と続く第一回目、圧力と浮力と器材を操るための基本知識を身に付けましょう。
プロの方は今一度、解説目線で生徒さんが習う内容を確認しましょう。
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①深度、圧力、体積、密度の微妙な関係
規則性があるので次の表を埋めてみましょう
《詳細》
水面=0mが1気圧であることに注意!
《詳細を隠す》
②潜降時の一般的な耳の圧平衡の方法は?
- 鼻をつまみ静かに鼻をかむように息を送る
- ツバを飲み込む
- アゴを左右に動かす
- 鼻をつまみ力強く長く息を送り込む
《詳細》
- 〇 鼻をつまみ静かに鼻をかむように息を送る
- 〇 ツバを飲み込む
- 〇 アゴを左右に動かす
- × 鼻をつまみ
力強く長く息を送り込む力強く長く行うと耳を傷める
- それぞれ「やりやすい耳抜き」があるのでプールで確認してみましょう。
- 最初やりやすいと思った方法以外でも、練習やアドバイスによって別の方法が適していると気づくことがあります。
- 鼻をつままずにできるようになっていくことを目指しましょう。鼻をつままない方法は、両手が空き、負担の小さな耳抜きです。
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③圧平衡がうまくできない時は?
- バディと共に速度を落とし、より強く圧平衡する
- バディと共に潜降をストップし、少し浮上して圧平衡をやりなおす
- 圧平衡を繰り返しつつ少しずつ潜降を続ける
- バディと共に一度水面へ浮上し、再度潜降をやりなおす
《詳細》
- × バディと共に
速度を落とし、より強く圧平衡する
速度を落としても潜降を続ける限りスクイズは増す。み強くすると耳を傷める。- 〇 バディと共に潜降をストップし、少し浮上して圧平衡をやりなおす
- ×圧平衡を
繰り返しつつ少しずつ潜降を続ける上手くできないのは圧がかかり過ぎの可能性が高く繰り返しでは解消が困難で、少しずつでも潜降を続ける限りスクイズは増す。
- ×バディと共に
一度水面へ浮上し、再度潜降をやりなおす浮上と再潜降の圧力差は耳抜きを困難にする。
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④圧平衡のタイミングで正しいのは?
- 不快を感じる前に、こまめに圧平衡する
- 不快を感じ生じ始めてから圧平衡する
- 痛みを感じるごとに圧平衡する
《詳細》
- 〇不快を感じる前に、こまめに圧平衡する
1m毎との記載が多いが人によってはもっとこまめに優しく行う必要がある。- ×不快を感じた時点では遅く、少し浮上する(圧力を下げる)と圧平衡しやすい。
- ×不快を通り過ぎて痛みでの耳抜きは負担が大きく耳を傷めやすい。
不安な方は
耳鼻科で「耳管通気」をやってもらったり耳抜きの抜け具合を測定してもらい、あなたの抜け具合へのアドバイスをしてもらいましょう。
耳管通気とは
- 耳管カテーテルを鼻から入れ、直接耳管に空気を送り込む
- (小児などは)ポリツェル球という風船で鼻の穴から空気を送り込む
- 鼻で風船を膨らますことで、自分で鼻咽腔圧を上昇させ空気を送り込む
《詳細を隠す》
⑤風邪ぎみや薬を飲んでのダイビングはよくない
- 正しい
- 誤り
《詳細》
正しい
- 風邪などの場合、耳抜きだけでなく他の部分の圧平衡も行いにくい。
- 風邪薬は海中では効果が強くなったり、途中で効き目が切れると圧平衡できなくなる。
《詳細を隠す》
⑥ どれも大事だが、最も重要とされるルールとは?
- 呼吸を続け息を止めない
- バディと一緒に潜る
- 水から出るまでマスクは顔につけたまま
- 数分ごとに残圧計をチェックする
《詳細》
これは妙に思える問題です…マニュアル的に、〇=重要、◎=最も重要・・・選ぶべきはより優先される選択肢とお考えください。
- ◎ 呼吸を続け息を止めない
- 〇 バディと一緒に潜る
- 〇 水から出るまでマスクは顔につけたまま
- 〇 数分ごとに残圧計をチェックする
《詳細を隠す》
⑦⑥のルールに従わず浮上すると、重大な肺の過膨張によりマヒや死に至る恐れがある。
- 正しい
- 誤り
《詳細》
正しい息を吸って止めて浮上すると肺の過膨張障害になる
《詳細を隠す》
⑧ 浮上中の体内空間(主に耳や額)に不快感があるときは?
- 鼻へ息を送り込みながら(耳抜きをしながら)浮上を続ける
- 浮上を一旦停止し、少し潜降しつつ体内の空気が外に出るまで待つ
- 10メートル以上再潜降してから浮上を試みる
《詳細》
リバースブロック(別名「浮き耳」)の問題です。
潜降時耳抜きが困難なほど浮上時リバースブロックになりやすいです。
- × 鼻へ息を送り込みながら(耳抜きをしながら)
浮上を続ける
逆圧平行(鼻をつまみ息を吸う)をしつつ非常にゆっくり浮上する例がある((PADIエンサイクロペディア))
耳抜きと同じ動作で解消できるという記述もある((エムテス・ダイビング・ディジョン
MARINE TECHNO EDUCATIONAL SYSTEM DIVING DIVISION
MTES D.D 1スターダイバーマニュアル))- 〇 浮上を一旦停止し、少し潜降しつつ体内の空気が外に出るまで待つ
- ×
10メートル以上再潜降してから浮上を試みる
(痛みがなくなる可能性は高いですが)一般に10mは潜降し過ぎでしょう。
《詳細を隠す》
⑨空気を吸える時間((その他の条件は同じとする))は深度18mでは、深度10mに比べ・・・
- 長い
- 短い
- 同じ
《詳細》
⑩水中で泳ぎ過ぎ、息苦しくなった時の対処法は?
- バディにサインを送り水面に向かう
- レギュレーターのパージボタンを押し多くのエアを出す
- 動きを止めひと休みし、深くゆっくりした正しい呼吸に戻す
《詳細》
- × バディに
サインを送り水面に向かう
浮上する動きでさらに疲れる。
付かれる原因が浮力調整の不備によるものがあるが、その場合浮上は一層疲れを増す。- × レギュレーターの
パージボタンを押し多くのエアを出す
エアーの勢いが強く、同時に水を吸い込みせき込む原因になる。
深度下でのパージ使用はエアーの消費を急激に早めてしまう。- 〇 動きを止めひと休みし、深くゆっくりした正しい呼吸に戻す
同時に、浮力が適正か否かを確認しましょう。
《詳細を隠す》
コーヒーブレイク よくあるご質問「水着」
(Q&A)ウエットスーツの下は、どんな水着が良いですか?
ダイビングのウエットスーツではどんな水着が良い?スキューバ・ダイビングで、ウェット・スーツの下に着る水着は、個人の好みや使用目的によって異なる場合があります。スイムスーツ:競泳や水泳などの水中活動に適した水着です。競技用のスイムスーツは体をスリムに保ち、ぴったりしたウエットスーツを着ても
⑪淡水で中性浮力の物体は、海ではどうなるか?
- 沈む(マイナス浮力になる)
- 浮く(プラス浮力になる)
- 中性浮力のまま
《詳細》
単純に・・・海は浮きやすいということから
- ×
- 〇 浮く(プラス浮力になる)
- ×
淡水プールより、海でのほうがウエイトが多めになる。
《詳細を隠す》
⑫バディ・システムには、実用性、安全性、楽しさといった利点がある。
- 正しい
- 誤り
《詳細》
これまでのマリンアクティビティでのご経験や講習DVD等から、それぞれの内容は思いつくでしょうか?
- 正しい
- 実用性
- 総重量15kg程のタンクを背負う
- 波打ち際でフィンをはく…など
- 安全性
- プレダイブチェック(通称バディチェック)
- エアー切れによる緊急浮上…など
- 楽しさ(孤独を好む人もいますが…)
- 海を通した様々な人との出会いや交流
- リアルのコミュニケーション、コミュニティ…など
初めての人同士でも自然と助け合ったり、意気投合したり、バディでの経験を通して関係が深まるなど、企業の接待交際などでダイビングが活用されることもあります。(水中では余計なおしゃべりは不要ですし…)
《詳細を隠す》
⑬スクーバ器材の選考基準として考慮すべきものは?
- 適切性
- ブランド
- フィット性
- 快適性
《詳細》
抽象的で一見妙に思える問題ですが多くの器材を用い、元々人が生存不可能な海底での活動であることから考えてみましょう。
- 〇 適切性
- 岩場を潜ることがあればフィンはブーツタイプ
- ピッチスイムの方はプロペラフィン
- 水面移動が多い場合はフルフットフィン
- 視力に不安のある方は度入りが選べる二眼マスク
- 水着への着替えが面倒な方や寒がりの方はドライスーツ
- 探検家を目指すテックダイビングではバックフロートなど
- × ブランド
- ブランドにもよりますが、選択肢は下記の点でしょう
- メンテナンス、電池交換などの維持費
- メーカーの設定
低価格商品:
「修理がきかない」、「メンテナンス料が高い」といった設定がされています。また、調整範囲が限られており、勝手よく楽しむには、あとで買い替える(つまり更に標準以上のものに)ことになるでしょう。
標準以上:
良いものは修理の頻度が低い(廉価版の設定は一年ごと、良いものは2年ごとでOK)、メンテナンス料が安い、ファーストオーナーは無料など、優良顧客設定がされてます。- 〇 フィット性
- 身長、体重、足長などによるサイズ
- 頭囲、首囲などによるキツさや水密性(保温性)
- カメラ捜査のしやすいグローブ
- 器材をまとめて入れられるダイビングバッグ
- 〇 快適性
- 呼吸がより楽にできるレギュレーター
- サイズを合わさなくてもいいスプリングストラップ
- 細身の方のウエイトは腰に優しいポケットタイプ
- 寒がりの方はドライ、フードやベスト、ラッシュの使用
- ウエイトが多い場合は腰に巻かなくてもいいBCジャケット
《詳細を隠す》
⑭レギュレーターが呼吸しにくい場合は?
- 使用前に専門店で点検を受け必要があれば修理に出す
- 潜る深度を10mまでに制限して使用する
- 真水で洗いトラブルが解消すれば使用する
《詳細》
レギュレーターやBCジャケットには、その場で対応できる機種と、できない機種があります。また、メンテナンスの設定期間が異なっていたり、メンテナンスにかかる日数や費用が異なります。
使用する予定がある場合は早めに準備しておきましょう。
- 〇
- ×
潜る深度を10mまでに制限して使用する
浅いほど圧力変化が大きいことからも不適切- × 真水で洗い
トラブルが解消すれば使用する
呼吸に関することは原因を確認する必要があるレギュレーターやBCジャケットには、その場で対応できる機種と、できない機種があります。また、メンテナンスの設定期間が異なっていたり、メンテナンスにかかる日数や費用が異なります。
使用する予定がある場合は早めに準備しておきましょう。
《詳細を隠す》
⑮ヨークバルブでDINレギュレーターを使う方法はありません。
- 正しい
- 誤り
《詳細》
誤りタンク側に付けるアダプターや、レギュレーター側に付けるアダプターが販売されています。
※現在、日本では、DINはほとんど使われていません。
《詳細を隠す》
⑯ダイビング中は浮力をこまめに調節し、水中では中性浮力を維持します。
- 正しい
- 誤り
《詳細》
正しい
- 水面からの潜降はBCから排気します。
- 水中での潜降ではBCに給気を行い中性浮力を維持します。
- 水中での浮上ではBCから排気し中性浮力を維持します。
- 浮上後の浮力確保はBCに十分に吸気します。
《詳細を隠す》
ダイビングの資格とランクについて
オープンウォーターを取得すると、水中で居場所が分かるようになるナビゲーションや、深く潜れるようになるディープダイビングに参加できるようになるアドバンス資格や、スペシャリティ資格へチャレンジできるようになります!
ライセンスコース中に申し込むと「早期特典」などがあるので、お気軽にお問い合わせください。