人生を豊かにする要素 – 自身と周囲の微妙な関係

30年ほど前、自分で事業を始めようとした際、周囲の多くからは、「うまくいかないからやめた方が良い」という忠告が飛び交っていました。しかし、私はそのアドバイスを聞き流しつつ、様々なビジョンを描き、紆余曲折ありながらも一歩一歩少しずつ進んできました。そして現在では、その当時のそういう道を否定していた人たちよりゆったりと、充実した人生を楽しむことができています。

同様に、他の様々な変化を選ぼうとする際にも、周囲の大方の人から反対されることがありました。やはり、私はその反対意見を聞き流しつつ、自身で情報を集め、入念に考察を重ね、中長期的なプランを練り、必要に応じて調整しながら進んできました。それら多くの人の意見は、大抵が巷によくある浅く断片的な情報であったり、自身の少ない経験や思い付きでのアドバイスでしかなかったからです。

人生は一度きりです。そして、一年や二年はあっという間に過ぎ去り、十年や二十年もまた同様です。人生をより良くしたいと願う人がそれを叶えるには、時間と通常以上の努力が必要です。良くしたいと願うだけでなく、キチンとしたビジョンやプランニング、そして柔軟性が必要です。雑音でしかない周囲の反対や批判に負けず、自分で描く未来に向けて着実に進むことが、自身にとっての価値ある人生を手に入れる基本要素となるでしょう。