
ダイビングインストラクターにとって、海中世界は日常。
でも、4歳児の目に映る海遊館の世界は、きっと驚きと発見に満ちているんだろうな…と思います。
子どもが幼い頃から水族館に通っていたら、「将来はインストラクターになりたい」と思ったりするんでしょうか。
「教育とは、バケツに水を満たすことではなく、炎に火をつけることである。」
― イェイツ
私は、ダイビングを始めたばかりの人によくこう聞きます。
「(仕事にしても、しなくても、ただの趣味でも)インストラクターになってみるのはどう?」
たいてい返ってくる答えは…
「そこまでは考えていないです」と…
でも、これが面白いトコロです!
実際にインストラクターになった人の多くが、最初からなるつもりなんてなかったということ。
「人は、自分が熱中できることをしている時に、最も遠くへ行ける。」
― アンドリュー・カーネギー
これ、面白くないですか?
ほとんどの初心者はインストラクターになる気は無いと言い
インストラクターのほとんどは、最初はなる気が無かった…
私も、おそらくは誰よりも最もそのつもりは無かったです。
では、どこで道が分かれたのか?
どこが「分岐点」だったのか?
ずっと業界を見てきて思うのは、それは、たった一つのシンプルな違いだけ。
「もっと知りたい」「もっと上手くなりたい」
その気持ちに素直に従ったかどうか。
「素直な心は、すべての知恵の源である。」
― 松下幸之助
海の良し悪しや、最初の上手・下手はあまり関係ありません。
「ただの楽しみ」で終わらせずに、その奥にあるものを知ろうとする。
もう少し深く知ってみたくなる。
それがやがて誰かに教えられるくらい、しっかり理解したくなる。
その気持ちから、少しずつ、なんとなく、次のステージが見えてくる…
「好きこそものの上手なれ」
― 日本のことわざ
「夢中には勝てない。」
― 糸井重里
つまり、「なろうと思ってなった人」は、
ソモソモほとんど居ないもので、
「夢中でやってたら、気づけばその道に入っていた」
という人が上級資格やプロ資格を取得しています。
「気が付いたらインストラクターになっていた」なんて言うと、
「そんなわけないだろう」と思う人もいるかもしれませんが、
実際、そういうコトなんです。
「知っていると思った瞬間、学びは止まる。」
― 老子
「私は天才ではない。ただ、人よりもずっと多くのことを、素直に学び続けてきただけだ。」
― アインシュタイン
特にダイビングの場合、他の競技スポーツと違って、
年齢や、最初の「上手・下手」は、あまり関係ない。
…と言うと、信じない人が多いけれど、
「そうなのかな?」と少しでも信じられる人は、
次のステージに進めるでしょう。
その素直さこそが、
やがて「最初は自分より上手でスゴイと思ってた人」を
あっという間に追い越し、
「手が届かないと思ってたところ」へ到達してしまう…
ダイビングでも、仕事でも、人生でもそんなものかと…
子どもが教えてくれること
「子どもは大人の言うことを聞かないが、大人のすることはよく見ている。」
― ジェームズ・ボールドウィン
「すべての子どもはアーティストだ。問題は、大人になってもアーティストでいられるかだ。」
― ピカソ
この4歳児も、きっと素直に育っていくでしょう。
なぜなら、インストラクターになるほど素直な親から生まれたのだから (^-^)
好きなことをしながら生きる
「成功する秘訣は、やるべきことをやることであり、継続する秘訣は、それを好きになることだ。」
― アリストテレス
今は、自分の人生を自由にデザインできる時代です。
好きなことを仕事にしながら、投資や別事業で収入を増やす。
自営業という形をとれば、ひとつの仕事に限定される必要はなく、複合的に展開できます。
高度な仕事に就くにも勉強は必要。
であれば、「自分の人生を自由にデザインするための勉強」をしてみるのもひとつの道でしょう。
何かに夢中になれるのなら――その夢中の仕事とともに生きる。
そんな人生はいかがでしょうか。





